まず、介護保険制度について、どのような背景で創設され、どんな目的を持った制度なのかを学びます。年齢別の人口割合や平均寿命の推移などから、現代の社会における介護の位置付けを理解します。次に学習するのは、家族・地域・社会と連携しながら利用者の方の生活を支えるための介護の仕組みや行政の制度。これらを知ることで、困っている利用者の方に的確なサポートができるようになります。
実務者研修では20科目にわたってバランスよく介護の全体像を学びます。一方、初任者研修は9科目で、130時間のうち75時間が「こころとからだのしくみと生活支援」に当てられるなど、初心者向けの研修といえます。
初任者研修の学習は130時間のカリキュラムとなっています。一方、実務者研修には450時間の学習が必要とされています。このうち、大部分は通信で学ぶことができますが、「介護過程3」「医療的ケア」の一部は通学で学ぶ必要があります。
学習する講座の中には「コミュニケーション技術」の科目があります。介護サービスの利用者の中には、身体の動作に不自由を抱えていらっしゃる方もいらっしゃいます。身体の障害や脳機能の障害を持っていらっしゃる方、認知症の方とのコミュニケーションを具体的に学びます。
1では生活の各行動の意味を、2ではその介護方法を学びます。
介護サービス利用者だけでなく、家族との関わり方も学べます。
障害による生活障害などを具体的に学習します。
生活の各動作に紐付く身体の機能を学びます。
たん吸引や経管栄養など、実際に手を動かして学ぶ必要があります。