実務者研修の受講料と学習内容の関係
実務者研修の受講料はスクールによって差があります。3万円程度でお得に研修を受けられるところもあれば、22万円かかるところも。しかし、学習内容は厚生労働省の基準によって決まっています。受講料による差は、学習内容以外の便利さに付随する差分と考えると良いでしょう。
実務者研修を取得するメリット4選
介護について基礎からじっくり学ぶことができる
実務者研修で学ぶ科目は、大きく分けて4つのジャンルとなります。「人間と社会」では社会との関わり、「介護」では介護の基本から具体的な動き方を知ることができます。さらに、「こころとからだのしくみ」では老化や認知症について把握し、「医療的ケア」も身につけます。
たん吸引や経管栄養の知識を身につけられる
かつては医師・看護師にしか認められていなかった、「たん吸引」「経管栄養」について、学ぶことができます。実地研修を経て実際にこれらの業務に携われるようになれば、介護人材としての需要が高まります。安定した仕事を得たい、市場価値の高い介護人材になりたいと考える方におすすめの資格です。
就職・転職の際に給料面で有利となる
実務者研修の資格を取得しているということは、その人が介護について真剣に取り組み、多くの時間を割いて学習したという証明になります。このような人材を今の介護現場は求めています。就職・転職の際に有利になり、給料を上げやすくなる資格と言えるでしょう。
介護福祉士資格を取得するための近道
介護福祉士資格を取得するためには実務者研修の修了が必須です。初任者研修よりもハードルの高い資格ですが、いずれ介護福祉士になるという決意が固い方にとっては、「まず実務者研修を受講する」という選択によって時間を節約することができるメリットがあります。
実際にどのくらい給与が上がるの？
実務者研修の修了者と初任者研修の修了者の給料の相場を比べてみましょう。まず、パート・アルバイトの時給では100円ほど上がるようです。また、正社員雇用であれば、月給ベースで2万円ほど基本給が上乗せされるのが相場です。
スクールによる違いを知って、賢く講座選び
授業料の違いは、サポートの手厚さも影響
講座の振替など融通をきかせて対応してくれるスクールは、授業料が高くなる傾向にあります。
講師に質問できるかどうかも大切なポイント
授業内で発生した疑問を解消するため、講師が質問に答えてくれる時間を設けるところも。
実務者研修では幅広い技術と知識が学べます
実務者研修を終了することで、実際の介護現場で必要とされる人材に
「介護職員初任者研修」の次に取得する資格として位置付けられることが多い「介護福祉士実務者研修」。これは厚生労働省が定めた基準をもとに、レベルの高い介護サービスを提供できる人材の育成を目指す研修です。国家資格とは異なり、研修を受けられるスクールは民間で運営されています。全国各地のスクールで、資格取得に向けて学習することができます。
